10/8(木)米国株式市場 金利5.29%でもNASDAQは-0.22%──半導体株に広がった売り、Micronは逆行高
10月7日(水)の米国株市場は、主要指数がそろって小幅安となりました。今日のポイントは指数そのものではありません。SOX半導体指数が-1.15%。NVIDIA、TSMC、SK hynix、半導体装置株が弱い一方、Micronは約+4%。同じ半導体でも、かなり差が出ています。
そして日本時間10月8日早朝の日経225先物は、7万円を割り込む水準まで下落。今日の日本株は「半導体が上がるか下がるか」ではなく、「どの半導体プロセス関係の銘柄が売られ、どこが残るか」を見る一日になりそうです。
今日の結論
① 米主要指数は小幅安。NASDAQは-0.22%
② SOXは-1.15%と指数以上に弱い
③ NVIDIA -0.71%、TSMC -2.09%、SK hynix -2.22%
④ その一方でMicronは約+4%と逆行高
⑤ 米10年債利回りは5.288%、30年債は5.673%まで上昇
⑥ FOMC議事要旨では追加利上げを巡る温度差が確認された
⑦ 日経225先物は7万円割れ。今日の日本半導体株には逆風
1.米主要指数は小幅安。でもSOXの弱さが目立った
大型テックの一角は持ちこたえたものの、半導体と小型株には売りが強かった。主要指数は小幅安にとどまったが、SOXは-1.15%、Russell2000は-1.31%と相対的に弱かった。

2.半導体は全面安ではない。Micronだけが目立って強い
NVIDIA -0.71%、TSMC -2.09%、AMD -0.61%、ASML -1.54%、SK hynix -2.22%、ARM -2.83%、Texas Instruments -2.39%、Qualcomm -2.18%、Applied Materials -1.81%、Lam Research -1.45%。ところが、Micron +3.99%です。

3.「メモリ」と一括りにしない方がいい
Micronは上昇している一方、SK hynixは下落。「今日はメモリ株が強かった」とまとめるのも正確ではありません。Micron固有の強さが目立ったと考える方が安全です。今日の+4%だけを見て「HBM・DRAM全面高」と考えるのは早い。
4.AI半導体・半導体装置はむしろ弱かった
AI半導体 -1.29%、半導体装置 -1.72%、AI電力 -1.39%、AIインフラ -1.77%、ロボット -1.15%。逆にFANG+は+0.69%。AI関連の中でも、設備・半導体・インフラ側に利益確定が強く出た形です。

5.株より気になるのは、やはり金利
米国債利回りは2年4.775%、5年5.028%、10年5.288%、30年5.673%。長期側が上昇しています。AI・半導体株にとって、この長期金利は無視できません。

6.FOMC議事要旨は「すぐ連続利上げ」ではない
9月15〜16日のFOMC議事要旨では参加者全員が0.25%の利上げを支持。一方、その後の追加引き締めを急ぐかどうかには温度差があります。Fedはまだタカ派でも、市場は「毎会合利上げ」までは見ていない、という微妙な状態です。
7.原油は「終値」と早朝先物を分けて見る
WTIは米国市場では88.28ドルで下落して終了。一方、日本時間5:22時点では89.17ドル、+1.01%。「米国市場では下落して終了したが、日本時間早朝には再び反発」と見るのが正確です。

8.日本株には少し厳しいスタートになりそう
日本時間5:23時点では、日経225 DEX 69,637円、CFD 69,658円、大阪225先物mini 69,825円。前日終値70,035.71円を下回り、7万円割れです。今日の寄り付きは半導体主力株にかなり注意が必要です。

9.今日の日本株は「全部売り」で見る日ではない
NVIDIAが下落、TSMCも下落、装置株も下落。でもMicronは+4%。半導体全体が同じ方向には動いていません。今日の日本株は、メモリ、検査、製造装置、材料、ウェハを分けて見たいです。キオクシア、アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、SUMCO、信越化学の反応差に注目です。
10.Bull / Base / Bearで今日の日本半導体株を見る
Bull:日経平均が寄り後に7万円を回復。Micron +4%を材料にメモリ・HBM関連へ買いが入り、昨日大きく売られた半導体株にも押し目買い。
Base:7万円前後でもみ合い。装置・AI半導体は弱いが、一部メモリや電子部品は強い。指数は弱いが銘柄選別が進む。今のところ、これを中心シナリオとして見ています。
Bear:日経平均が7万円を明確に割り込み、アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、キオクシアがそろって続落。米10年債5.3%方向への再上昇が続けば、AI・半導体株のバリュエーション調整がもう一段進む可能性があります。
今日のポイント
「日経平均7万円を守れるか」だけではありません。もっと重要なのは、Micron +4%という例外が、日本株のどこへ波及するのか。これからはGPU、HBM・DRAM、検査、装置、材料、ウェハに分かれて動く可能性があります。
今日の最終チェック
日経225先物:7万円割れ / SOX:-1.15% / Micron:約+4% / NVIDIA:-0.71% / TSMC:-2.09% / 米10年債:5.288% / ドル円:158円前後 / VIX:15台
今日は、指数より「半導体の中身」を見る日。
※本記事は2026年10月8日午前5時台(日本時間)までに確認した市場データ、公開情報および添付データをもとにした考察です。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。







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