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「7万円は守った。でも中身はかなり弱い」10/7日本株大引け後|半導体に売り、日経平均648円安

10月7日
読了時間: 4分

10月7日(水)の日本株市場は、日経平均が70,035.71円、前日比648.27円安(-0.92%)で取引を終えました。前日の米国市場は上昇していましたが、日本株は逆の動き。しかも単純な全面安ではなく、ここまで相場を引っ張ってきた半導体・AI関連に売りが集中しました。


今日の結論

① 日経平均は648円安。それでも終値で7万円台を維持

② TOPIXは-0.70%、グロース250は-1.26%

③ 半導体の主力株が日経平均を大きく押し下げた

④ ディスコ、KOKUSAI、キオクシアの下げが大きい

⑤ 太陽誘電、スズキ、ダイキンなど上昇銘柄もある

⑥ 日本VIは+12.09%と急上昇

つまり今日は「7万円は守った。でも相場の中身はかなり悪化した」一日でした。


1.日経平均は70,035円。ギリギリ7万円台を維持

日経平均は70,035.71円、前日比-648.27円、-0.92%。TOPIXは4,154.11、-0.70%。グロース250は813.34、-1.26%でした。

朝方の日経平均は一時70,793.29円まで上昇しましたが、その後は売りが強まり、安値は70,017.19円。終値もほぼ安値圏です。朝は買われたものの、その買いが続かなかった点が重要です。


日経平均 大引けデータ
日経平均は70,035.71円で終了。安値70,017.19円まで下げたが、かろうじて7万円台を維持。

2.今日は半導体が相場を下げた

目立った下落は、東京エレクトロン -2.38%、アドバンテスト -1.34%、ディスコ -6.29%、KOKUSAI ELECTRIC -4.84%、キオクシアHD -4.46%、TDK -2.70%、フジクラ -2.65%。

今日の相場は『日本株が弱かった』というより、『半導体・AIの主力株が売られた』と考えた方が分かりやすいです。ただし、今日1日の下落だけで半導体相場が終わったと考えるのは早い。今後はどこまで下がるのか、そしてどの銘柄から先に戻るのかを見る局面です。


日本株ヒートマップ
10月7日の日本株ヒートマップ。銀行、半導体、製造業を中心に赤が目立つ。

3.日経平均を下げた主役は誰だったのか

マイナス寄与度の上位は、東京エレクトロン、アドバンテスト、ファーストリテイリング、キオクシアHD、TDK、フジクラ、ディスコ。日経平均を押し上げてきた主役が、そのまま今日は下げの主役になりました。

一方、プラス寄与側ではソフトバンクグループ、太陽誘電、スズキ、キッコーマン、ダイキン工業など。特に太陽誘電は+2.92%。すべての電子部品・半導体関連が売られたわけではありません。


日経平均寄与度ランキング
今日の日経平均下落は、東京エレクトロン、アドバンテスト、キオクシア、TDK、ディスコなどの影響が大きかった。

4.業種別では銀行・非鉄・証券が弱い

上昇率上位は電気・ガス +0.59%、ゴム製品 +0.49%、情報・通信 +0.24%、食料品 +0.23%。一方、下落率上位は銀行 -2.05%、非鉄金属 -1.71%、証券 -1.34%、鉄鋼 -1.33%、鉱業 -1.19%、電気機器 -0.97%。

半導体だけではなく、ここまで上がったセクター全体に利益確定が広がった側面があります。


業種別株価指数ランキング
銀行、非鉄、証券、鉄鋼など景気敏感株が下落。一方で電気・ガス、ゴム、食料品は底堅い。

5.日本VIが12%上昇。ここはかなり気になる

日本VIは32.73、前日比+3.53、+12.09%。株価が下がっただけではなく、『相場が荒れるかもしれない』という警戒感そのものが上昇しています。

日経平均が7万円台にあるという数字だけを見ると強く見えますが、市場参加者はかなり神経質になっています。


日本VIと国内指標
日本VIは32.73、前日比+12.09%。日経平均が7万円台を維持していても、市場の警戒感は大きく上昇。

6.金利はまだ高い。日本10年債は3.10%

日本国債10年利回りは3.105%。前日比ではわずかに低下しましたが、絶対水準は高いままです。さらに米国10年債利回りも5.30%前後。この金利水準が続けば、AI・半導体など高PER銘柄には重しになります。


7.原油は再び90ドル台

WTI原油先物は90.16ドル、+0.81%。原油が90ドル台に戻ると、原油高→インフレ懸念→米長期金利上昇→グロース・AI株に逆風、という流れが再び意識されます。


米10年債 VIX WTI
米10年債利回りは5.30%前後、WTIは90ドル台。一方VIXは15.01。金利と原油は依然高い。

8.今日の相場で一番気になったこと

今日の下落で重要なのは、日経平均が648円下がったことそのものではありません。重要なのは『これまで強かった銘柄が下がった』ことです。

アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、キオクシア、KOKUSAI ELECTRIC。ここで半導体相場が終わったとは見ていません。むしろ、どの工程の銘柄が先に戻るのかを見たいと思っています。


9.アドバンテストは-1.34%。でも見るべきは株価だけではない

アドバンテストは41,290円、-1.34%。一方でディスコは-6.29%、東京エレクトロンは-2.38%。同じ半導体でも下落幅はかなり違います。

AI・HBMが成長する中で、検査工程の需要そのものが弱くなったのか、それとも単なる株価調整なのか。ここは分けて考えたいです。


10.明日以降、私が見るポイント

① 日経平均7万円を維持できるか

② アドバンテストが先に戻るか

③ ディスコの下げ止まり

④ 米10年債5.3%

⑤ WTI90ドル


今日の結論

今日の日本株は『7万円を守ったから強い』だけでは片付けられません。むしろ中身を見ると、半導体・AIの主力株にかなり強い売りが出ました。

ただし、太陽誘電やスズキなど一部銘柄には買いも入っています。全面的なリスクオフではなく、利益確定と銘柄選別が同時に進んでいる。

次に大事なのは、『日経平均が7万円を守れるか』だけではなく、『次にどの半導体工程から戻るか』です。ここを明日以降、かなり注意して見ていきたいと思います。


日経平均 TOPIX ドル円など主要指標
10月7日大引け時点の主要指数。日経平均-0.92%、TOPIX-0.70%、ドル円158円台。

※本記事は2026年10月7日大引け時点の市場データおよび公開情報をもとにした考察です。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


 
 
 

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