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日経平均、ついに7万円割れ‼️10月8日(木)日本株式市場 大引け後の考察

10月8日
読了時間: 5分

これは単なる利益確定なのか。それとも、ここまで続いた上昇相場に変化が出始めたのか。

今日の結論

① 日経平均は7万円を割り、6万9,000円台へ

② TOPIXも下落し、値がさ株だけではなく売りが市場全体へ広がった

③ 半導体も一括りではなく、銘柄・工程によって強弱が分かれ始めている

④ 米10年債利回り5.3%台が、高PERのAI・半導体株には引き続き重い

⑤ ここからは「7万円を取り戻せるか」より、どの銘柄が先に下げ止まるかを見る局面

日経平均・TOPIXなど主要指数

日経平均だけでなくTOPIXも下落している。日経平均だけが弱いのであれば、値がさ半導体株の影響と考えることもできます。今日はTOPIXも下落しました。一部の大型株だけではなく、市場全体へ売りが広がったと考える必要があります。

10月8日の日経平均・TOPIXなど主要指数

1.7万円割れ。短期的な過熱修正が始まった

日経平均はここまでかなり速いペースで上昇してきました。7万円という大きな節目を突破した後も上昇が続きましたが、短期間で上がった分だけ利益確定も出やすくなります。

米国長期金利の上昇、原油高、米国株の不安定な動き、高値警戒感が重なりました。

今日の下落を、すぐに「企業業績が悪化したから」と考える必要はありません。現時点では、急上昇した株価の調整+金利上昇への警戒、この影響が大きいと見ています。

10月8日の日経平均の日中値動き

ここを見る:朝から売りが続き、戻りが弱かったこと。大きく下げた後に強く買い戻される相場なら押し目買いの強さが確認できますが、今日は戻りが限定的でした。

2.「日経平均だけ安い相場」ではなくなった

昨日までは「日経平均は下がっているが、指数寄与度の大きい銘柄の影響が中心」という見方もできました。今日は少し違います。市場別指数を見ると、プライム市場だけでなく、幅広い市場で弱さが見られました。

プライム・スタンダード・グロースなど市場別指数

ここを見る:売りがどこまで広がっているか。指数だけを見るのではなく、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の広がりも確認したいところです。相場全体が下げている中で逆行して上がる銘柄が次の候補になります。

3.業種別でも弱さが広がった

今日の下落は半導体だけではありません。複数の業種に売りが広がりました。ここで重要なのは「どこが一番下がったか」だけでなく、「どこが下げに耐えたか」を見ることです。

10月8日の業種別騰落率

ここを見る:全面的なリスク回避なのか、それとも業種選別なのか。強い相場では指数が下がっても一部の業種には資金が残ります。その「残ったところ」が次の反発局面で先行する可能性があります。

4.半導体は「全部売られた」と見ない

半導体株が弱いからといって「半導体相場が終わった」と判断するのは早いと思います。半導体といっても中身は全く違います。AI GPU、ASIC、HBM、DRAM、NAND、製造装置、検査装置、材料、シリコンウェーハ。需要の強さも設備投資のタイミングも違います。

だから今後は、半導体指数が上がった・下がっただけではなく、どの工程が市場より先に反応するかを見る必要があります。

日経平均の寄与度上位・下位

東京エレクトロン、アドバンテストなど相場を牽引してきた銘柄が先に反発するのか。それとも別の半導体工程へ資金が移るのか。ここが次の重要な確認点です。

5.米国金利5.3%台はやはり重い

今のAI・半導体株を見るうえで、米国の長期金利は外せません。米10年債利回りは5.3%台。成長期待の高い企業ほど将来利益への期待を株価に織り込んでいます。そのため金利が上昇すると、PERの高い成長株には株価評価を引き下げる圧力がかかりやすくなります。

つまり今は、AI・半導体の業績期待と高い金利が綱引きをしている状態です。

米10年債利回り・VIX・原油など

株価だけではなく、金利・原油・恐怖指数が同時にどう動いているか。半導体株が反発しても、米10年債利回りがさらに上昇するようなら安心はできません。

6.ドル円158円台でも日本株を支えられなかった

ドル円は158円台。通常、円安は輸出企業の業績にはプラス要因になります。しかし今日は、それでも日本株が下落しました。円安による業績期待よりも、利益確定や金利上昇への警戒の方が強かったと考えられます。

ドル円・為替関連

円安が続いているのに株価が下落している点。円安=日本株高という単純な相場ではなくなっています。

7.ここから見るのは「どこが先に止まるか」

今日の日経平均7万円割れだけを見れば、不安になる相場です。ただ、投資で重要なのは「下がった」という事実だけではありません。市場全体が下がっている中で、どの銘柄が先に下げ止まるのかを見ます。

半導体なら、製造装置 → 検査 → AI・HBM → 材料・ウェーハという工程の中で、どこから株価が戻るのか。これを見れば、次の資金の向きが見えてくる可能性があります。

大引け後の日経平均先物

現物市場終了後も先物6万9,000円台を維持できるか。今夜の米国市場を通過して、さらに下へ向かうのか、それとも6万9,000円台で下げ止まるのか。

ここから考える3つのシナリオ

強気シナリオ

米国長期金利が低下し、NASDAQ・SOXが反発。日本ではアドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体主力に押し目買いが入り、日経平均が再び7万円台を回復する。

基本シナリオ

日経平均は6万9,000円台を中心にもみ合う。指数全体は不安定でも、AI・HBM・検査装置など業績期待の強い銘柄では選別が進む。現時点では、この可能性を中心に見ています。

弱気シナリオ

米10年債利回りがさらに上昇し、米国半導体株も下落。日経平均が6万9,000円を明確に割り込み、これまで上昇してきた大型株から利益確定売りがさらに広がる。

明日確認する5つ

① 日経平均6万9,000円を維持できるか

② 米10年債利回りが5.3%台から低下するか

③ NASDAQ・SOXが下げ止まるか

④ アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなど主力半導体のどこが先に反発するか

⑤ SUMCO、信越化学など上流の材料・ウェーハ株に変化が出るか

最後に

今日の一番大きな変化は「日経平均が7万円を割ったこと」だけではありません。昨日までは7万円を守れるかを見ていました。今日からは、6万9,000円台で、どの銘柄が先に下げ止まるのか。ここを見る段階に変わりました。

半導体も全部を一括りにするのではなく、製造工程ごとの強弱を見る。相場全体が弱いときほど、この違いが次のヒントになると思います。

技術が分かるから、次に動く市場が見える。

シリコンアイ投資ラボ

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前日の相場について:https://note.com/fit_tiger4550/n/n3da5b9e2076b

300mmシリコンウェーハ市場:https://note.com/fit_tiger4550/n/n54201d172686

※本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスクがあります。最終的な投資判断はご自身でお願いいたします。

 
 
 

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